時々不安に駆られて
突っ伏してわんわんと泣いてしまいたくなる。


理由はとても簡単で、
言えない言葉が心にしんしんと降り積もって
重さに耐えられずに雪崩を起こしそうになっているだけ。


けれど、言葉にしてしまえば
受け取る相手を不安にさせて追いつめる気がして
嫌われるんじゃないかと、怖くなる。
だから素直に聞いて欲しいと言い出せない。


きっと話してしまえば
呆気ないくらいにストンと荷が下りて
ジタバタしていた事が嘘みたいになるのに、
きっと受取手もすんなりと受け入れて
欲しい言葉の一つもくれるはずなのに、
どうしてもそういうイメージを信じられない。


自分のこころ一つを持て余して、
今日も夜が暮れていく。