猜疑心

きっと向こうには全然そんなつもりはなくて、
ただ単純に、楽しいと嬉しいと懐かしいという
それだけの感情でそれ以上でも以下でもないのは
すごくよく分かっているのだけれど、
どうしても、疑う気持ちを止められない。
でも、それを口に出したくなくて
うまく振る舞えない。


なんかおかしいよ?


と言われたけれど、
なんでおかしいのかまでは気付いてない。
そんなに人の気持ちを察するのが上手ではないので
きっとこのもやもやは理解してもらえないだろう。
言えば、そうかそうかと頭を撫でて
大丈夫だよって言ってくれるのは分かってるけど
もう、分かり切った言葉だけじゃ
この猜疑心は拭えない。