寝際のでんわ


昨晩。さーってそろそろ寝ようかな。
と歯を磨こうと立ち上がったら鳴る電話。
おもむろに電話に出る相方。
わー…こんな時間の電話、恐いわー…
と背中を見守っていたら


「えっ!!?すぐ行くわ!!」


と言ってがちゃんと電話を切り言いました。


「オヤジ倒れたって!」


デジャビュー…。
また、夏が来るのね…。
前、義父が倒れたのも夏だった。
つーかあの家の人間、みんな夏に倒れるよね☆


慌てて着替えて相方の実家に向かう。
途中、義母から電話が入り、意識は回復したとの事。
でもなんかあったら恐いので、向かってるし
このまま行きますから!お義父さんは絶対安静で!!
とお願いして電話ぶった斬る。


義実家に到着すると二階からのそのそと義父が降りてきて


「なんだお前たち、こんな時間に」


ええー!?お義父さん、超安静に!!!


私「倒れたって言うから!!」
父「来てくれたんか」
私「当たり前じゃないですかっ!!!」
相「倒れた言うたら来るやろ…」
私「大丈夫なんですか?明日ちゃんと病院行ってくださいよ!?」
相「そうやで、ちゃんと行きや!?」
私「お義母さん、明日連れていってくださいね?」
母「うん、タクシーで連れてくわ」
私「なんかあったら呼んで下さい。会社休み貰うし」
母「うん、悪いな」


と会話をする私たち夫婦と義母。
そして義父がむっとした顔で言いました。


「もう大丈夫やっちゅーてんねん!
 病院?なんで行かなあかんねん!!」


唖然つーか呆然つーか。
アンタさ、今さ、倒れたわけじゃん?
着の身着のままで自宅を飛び出して
息子夫婦が夜更けにやってきてるわけ。
しかも君、心臓も脳も一回やってるわけ!
そういう人が倒れたら、病院行くのが普通でしょー!?
もう大丈夫って言うのはどの口じゃ、ああん!!?
と喉まで出かかったがぐっと飲み込んで


「お義父さん、そんな事言わずに行って下さい!」


って笑顔で言ったのにー義父はー
全然ー行く気ナッシングですよー…。


なんで行くねん病院なんて。
もう大丈夫やって言うてるやん。


の繰り返しで頑として拒否。
イラッ☆(^-^#)プチッ ←あっ



んのぉ…頑固ジジィがあああああああ!!!


って今度こそ出るかと思った。
実際「こんの…」まで出た。ぺろっと。ちょろっと?
抑えた自分、ちょっと偉い…ぞ…!!
まぁ結局、翌日ちゃんと病院に行くように!!
と何度も何度も言い、義母にお願いして帰ってきました。
義母が強引にでも連れていってくれるといいんだけど…。


もうさー夏場はとにかく恐いの。
結婚した最初の夏から3年連続で父→母→父と倒れ入院。
その間、ただひたすらに実家通いだし
病院と職場の往復で、住み慣れない環境、
義父もしくは義母と同居のストレス…。
そら、入院している本人とか義父母の方が心労あると思う。
でもやっぱさ…俺も…疲れる…んだよね…
義兄が遠い分、うち近いやん?
毎日お見舞いとか…正直…しんどい…。


とにかく。
義父がちゃんと病院行きますように。